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歴代のアメリカ大統領就任式出演アーティストは誰?

投稿日2021.3.1
最終更新日2021.03.01

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アメリカ大統領の就任式では、一流アーティストが登場し、新たな大統領の門出を祝う習わしが続いています。
新大統領のジョー・バイデン氏、前任のドナルド・トランプ氏の就任式出演アーティストの様子を中心に、過去80年の出演者を振り返ってみましょう。

分断から調和へ 新たなアメリカの門出を祝う

2021年1月20日、第46代アメリカ合衆国大統領ジョー・バイデンの就任式が行われました。
就任式では、アメリカを代表する3人の歌手が歌声を披露しています。

アメリカの国歌「星条旗」を高らかに歌い上げたのはレディー・ガガ。
いつもの奇抜でド派手な衣装とは一転、シックな黒のドレスに黄金の鳥をあしらったアクセサリーを身にまとい、圧巻なパフォーマンスを見せました(ただし本人の前にあった台に隠れるスカートはド派手に真っ赤)。

女優としても活躍するジェニファー・ロペスは、1930〜1950年代に活躍したアメリカのフォークシンガー、ウディ・ガスリーの代表曲「我が祖国:This Land is Your Land」と20世紀初頭から歌い継がれているアメリカの愛国歌「アメリカ・ザ・ビューティフル」をメドレーで披露しています。
「我が祖国」の歌詞は、アメリカという国家を称揚・賛美するのではなく、「この土地に暮らすあなたと私を愛する」というものです。

This land is your land,(この国はあなたの国)
This land is my land,(この国は私の国)
From California(カリフォルニアから)
To the New York Island,(ニューヨークの島々まで)
From the redwood forest,(レッドウッドの森林から)
To the Gulf stream waters,(メキシコ湾まで)
This land was made for you and me.(この国はあなたと私のために作られた)

前任のドナルド・トランプ氏とは違う世界を実現させる、そんなメッセージが込められているようにも聞こえます。

賛美歌の一つ「アメイジング・グレイス」を歌ったのは、カントリー・シンガーのガース・ブルックスです。
日本ではそれほど知名度が高くありませんが、彼は2021年現在、リリースした7枚のアルバムがすべてダイヤモンドディスクに認定されている唯一のアーティスト。その実力は折り紙付きです。
また、発売されたアルバムの総売上枚数は1億4800万枚以上。これはエルヴィス・プレスリーの1億4650万枚を超えており、いかにアメリカで人気のあるミュージシャンが分かります。

 

立て続けに断られたトランプの就任式

2017年1月20日に行われた、前任のドナルド・トランプ氏の大統領就任式を振り返ってみましょう。
このときに国歌斉唱を担当したのは、当時弱冠16歳のジャッキー・エヴァンコでした。
彼女は、アメリカの人気オーディション番組でその実力を見いだされ、2010年にミニアルバム「O Holy Night」でデビュー。
発売と同時に大ヒットを記録し、全米レコード協会からプラチナディスク認定を受けています。10歳での認定は現在でも史上最年少です。

トランプ氏の就任式でジャッキー・エヴァンコに白羽の矢が立つまでは、紆余曲折がありました。
エルトン・ジョン、セリーヌ・ディオン、KISS、ジャスティン・ティンバーレイク、ブルーノ・マーズなど、世界に知られる有名アーティストに出演を打診するものの軒並み拒否。
さらにはイギリスの女性歌手、シャルロット・チャーチ、レベッカ・ファーガソンの2人に依頼するも、またしても拒否。
チャーチに至っては、自身のTwitterに「スタッフが就任式で歌うよう依頼してきたけど、ネットで検索しただけであなたは暴君だと思ったわ。さよなら」と投稿されるなど、人選に苦慮していたことが当時、リアルタイムで報じられていました。
チャーチは知名度が上がるにつれて左派的な政治発言が目立つようになっていました。トランプ氏と政治信条で折り合いがつくはずもなく、事前のチェックが機能していたのか、今振り返っても疑問符が付きます。

レベッカ・ファーガソンの「断り方」もひねりが効いていました。
彼女はトランプ氏に「『奇妙な果実(Strange Fruits)』を歌わせてくれるのなら、喜んでワシントンまで行く」と答えます。
「奇妙な果実」は、1930〜1950年代にかけて活躍したアメリカのジャズ・シンガー、ビリー・ホリデイの代表曲。
木に吊り下げられた黒人の遺体を「果実」に見立て、アメリカの黒人差別を告発する……という内容の詞です。
大統領就任前から差別的だと指摘されていた、トランプ氏に対する、嫌味たっぷりの断り文句、というわけです。

 

歴代アメリカ大統領就任式に出演したアーティスト

大統領就任式や就任式後に行われるコンサートには、錚々たる大物ミュージシャンが出演しています。
1941年のフランクリン・D・ルーズベルト大統領以降の出演者を見てみましょう。(※出典:Mashable

フランクリン・D・ルーズベルト(民主党/1941年)
第3回収認識で、俳優・エンターテイナーのミッキー・ルーニーが出演。

ドワイト・D・アイゼンハワー(共和党/1957年)
黒人のコントラルト歌手、マリアン・アンダーソンが「星条旗」を披露。

ジョン・F・ケネディ(民主党/1961年)
1957年に続いてマリアン・アンダーソンが登場。フランク・シナトラも出演。

リンドン・B・ジョンソン(民主党/1965年)
海兵隊によるバンド演奏と、ザ・モルモン・タバナクル合唱団が出演。

リチャード・M・ニクソン(共和党/1969年)
1965年に続いて海兵隊バンドとザ・モルモン・タバナクル合唱団が再出演。

リチャード・M・ニクソン(共和党/1973年)
アメリカの黒人ジャズ・シンガー、エセル・エニスが「星条旗」を披露。

ジミー・カーター(民主党/1977年)
アレサ・フランクリンが「ゴッド・ブレス・アメリカ」を披露。

ロナルド・W・レーガン(共和党/1981年)
ブロードウェイの女王と呼ばれたエセル・マーマンが「ゴッド・ブレス・アメリカ」を披露。

ロナルド・W・レーガン(共和党/1985年)
黒人のオペラ歌手、ジェシー・ノーマンがアーロン・コープランドの「オールド・アメリカン・ソングス」から「シンプル・ギフト」を披露。

ジョージ・H・W・ブッシュ(共和党/1989年)
女優としても活躍する歌手バーブラ・ストライサンドが出演。

ビル・クリントン(民主党/1993年)
就任式ではオペラ歌手のマリリン・ホーンが「シンプル・ギフト」「メイク・ア・レインボー」などのメドレーを披露。就任コンサートには、ボブ・ディランが登場。

ビル・クリントン (民主党/1997年)
1985年のレーガン大統領就任式以来8年ぶりに、ジェシー・ノーマンが再出演。

ジョージ・W・ブッシュ(共和党/2001年)
就任式は米海兵隊と合唱団の演奏が行われたが、就任コンサートにはリッキー・マーティン、ジェシカ・シンプソン、98ディグリーズらが出演。

ジョージ・W・ブッシュ(共和党/2005年)
メゾソプラノ歌手のスーザン・グラハム、デニス・グレーブス、ブラッドリー・ベネットが出演。

バラク・H・オバマ(民主党/2009年)
闘病を押してアレサ・フランクリンが1977年以来に再登場。「マイ・カントリー」「星条旗」を披露。

バラク・ H. オバマ (民主党/2013年)
ポップシンガーのケリー・クラークソンが「マイ・カントリー」を、ビヨンセが「星条旗」を披露。

ドナルド・トランプ(共和党/2017年)
当時16歳のジャッキー・エヴァンコが「星条旗」を披露。

ジョー・バイデン(民主党/2021年)
レディ・ガガが「星条旗」を披露。

一流アーティストたちが歌声を披露し国の輝かしい未来を応援する。
一世一代の名演は、一部動画サイトなどで公開されていますので、ご覧になってみて下さい。

この記事の監修者
政治ドットコム 編集部
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